2020年より、Yokoyama Guitarsとして新たな材料の活用にチャレンジしています。

由緒正しき日本の「和材」。

Yokoyama Guitars工房は、「和材」をアコースティックギター、ウクレレに活かす事ができないかと、いち早く様々な木材を試してきました。

きっかけは、工房のある筑北村内での「そめいよしの」。
母校である旧本城小学校の、支障木として伐採されたそめいよしのを譲り受けた事から始まりました。

それ以降、輸入材に頼った楽器製作が多いアコースティックギター、ウクレレにおいて、古来より建材などに使われてきた日本の「和材」に注目し、各材料の特性を理解し、現在の製品作りに活かしています。

比較的柔らかい材料が多い中、個性的な材料も多数存在する「和材」。アコースティック楽器の、新しい世界が広がっています。

また、SDGsへの取り組みとしても、重きをおいて製作を続けています。

【 和材の種類 / 特徴 】

【染井吉野 / そめいよしの】

筑北村産の材料を使用。硬さがあり、立ち上がりの早いサウンドが特徴。歩留まりが悪く、使用できるサイズに制限が多いため、楽器製作材としてはとても貴重です。

【 紅葉 / もみぢ 】

奥多摩より譲り受けた、稀少材。素晴らしい杢の入った「もみぢ」です。80年ほど経過した材料は、硬く締まっており、素晴らしいレスポンスです。

【 欅 / けやき 】

長野県産材を使用。美しい杢が特徴で、檜と並び和材の「王様」と呼ばれています。和材の中では特に硬く、サウンドバランスも良い材料です。

【 黒柿 / くろかき 】

茶器としても稀少な高級材として扱われる銘木「黒柿」。入手は非常に困難で、木の部位によって硬さが異なる材料です。比較的柔らかなサウンドが特徴です。

【 朴 / ほお 】

長野県産材を使用。比較的芯があり、凛としたサウンドが特徴です。色味は少し緑がかっており、稀少ではありますが、杢の入った材料もあります。

【 桐 / きり 】

長野県産材を使用。圧倒的な軽さと柔らかさを持った材料です。楽器となった後も、その重量に驚きます。軽やかなサウンドは、特筆すべきものがあります。

【 栃 / とち 】

様々な杢の入った栃材を採用。杢の雰囲気はメイプルに似ていますが、軽量で、柔らかい材料です。軽やかな立ち上がりが魅力的な材料です。

【 蝦夷松 / えぞまつ 】

ギターの表甲として採用。ジャーマンスプルースに似たルックス、サウンド特性を持ち、弾き込むごとに魅力的な、粘りのあるサウンドに変化していきます。

【 楠 / くすのき 】

独特の香りを持った楠。加工すると、工房内が楠の香りに包まれます。比較的硬さもあり、まとまりの良いサウンドのため、ギター材としても相性が良いです。

【 樅 / もみ 】

筑北村産の材料を使用。軽量ながらも、粘りのある材料で、しっかりとした芯があります。シンプルな見た目ながら、とても魅力的な、軽やかなサウンドです。

【 赤松 / あかまつ 】

長野県産材を使用。独特の杢や、色味を持った材料です。甘く、柔らかなサウンドが特徴です。入手しやすい材料ですが、稀に杢の入った材料もございます。

【 胡桃 / くるみ 】

長野県産材を使用。茶褐色が雰囲気があり、ルックスも良いです。甘く、太いサウンドが特徴です。とても人気のある材料です。

【 榧 / かや 】

奥多摩産、福島県広野町産の材料を使用。碁盤としても使われる高級な稀少材です。程よく芯がありながらも、柔らかいサウンドです。独特な甘い香りがします。

【 一位 / いちい 】

長野県産材を使用。特有の色味を持った材料です。程よく芯があり、弾き込むごとにボリュームが出てきます。柔らかなサウンドが特徴です。

【 槐 / えんじゅ 】

長野県産材を使用。茶褐色が美しい材料です。芯があり、凛としたサウンドが特徴です。指板材としても適しており、加工して採用しています。

【 桑 / くわ 】

筑北村産の木材を使用。加工直後は黄色い木材ですが、茶褐色に色付いていきます。しっかりとした硬さもあり、芯のあるサウンドが特徴です。

【 梅 / うめ 】

筑北村産の木材を使用。「そめいよしの」と似た杢を持っています。現在乾燥中ですので、いずれ皆さまにお披露目できる日が来ると思います。

【 檜 / ひのき 】

長野県産、奥多摩産の材料を使用。欅と並んで、建材としても「王様」と呼ばれる人気材です。独特の柔らかさが特徴です。加工中も良い香りが漂います。

【 地杉 / すぎ 】

モーリス楽器 森中さんより譲り受けた材料を使用しています。宮崎県産材。芯のあるサウンドで、シダーとは異なる魅力を持った材料です。


そこにある「和材」を使用するだけではなく、ユーザー様や、各地域との繋がりの中での「材料の持つストーリー」も大切にしています。

今までも、奥多摩材福島県広野町材、長野県筑北村材など、多彩な和材にて製作してきました。

現在も、隠岐の島材や、その他地域の材料でも製作を模索しています。

今後の製作にもご注目ください。

【 和材モデルのストックはこちら!】