木材買い付け

材料探訪の旅!(上山田編)

2026.08.06

先日開催した「2026 蔵出し市」。

その時にご来場いただき、ウクレレを購入いただいた、上山田にあるクラウン農園 飛田 誠一さん。

工房から、車でわずか30分ちょっとの距離です。

飛田さんにはウクレレをご購入いただいたあと、工房もご覧いただきました。

上山田でお近くとはいえ、もちろん初来訪です。

工房にストックしている、様々な材料をご覧いただいていると、飛田さんも木材好きな感じが伝わってきます。

すると、「実はうちにも、譲っていただいた珍しい木材があって…」との事。

お話を伺うと、木材を盛大にコレクションしていたご近所さんから譲り受けたそうで、「埋れ木(うもれぎ)」、別名 神代木と言った方がピンと来る方も多いかと思いますが、とても稀少で貴重な木材です。

「埋れ木(うもれぎ)」

「埋れ木(うもれぎ)」は、火山活動や地殻変動、水中の堆積物などで、
地中や水中に何百年〜数千年間埋もれ、腐らずに残った樹木のことです。

長い年月をかけて圧力や熱を受けたために変成し、半ば炭化したもので、日本では「神代(じんだい)木」とも称される極めて希少な天然の木材です。

とても興味があるとお伝えすると、「帰って、昼過ぎに持ってきますよ」と飛田さん。

お言葉に甘えて、お願いする事にしました。

お昼を過ぎて、軽トラックに積み込んで、颯爽とお越しくださいました。

「埋れ木」はしっかりと製材してある状態。

その他にも、欅、スプルースなど、面白そうな木材を運んできてくださいました。

「もう少しストックがあるので、また何かあれば連絡ください。」と嬉しいお言葉をいただき、飛田さんはご帰宅。

われらは「埋れ木」に興味津々。早速捌いてみる事にしました。

サイズも様々なので、歩留を考慮しながら捌いていきます。

「埋れ木(神代木)」の樹種を見分けるには、地中で色や成分が変化しているため肉眼判断が難しく、特定は出来なさそうです。

今回の「埋れ木」は、長野県 千曲川流域から引き揚げられたもので、引き揚げ自体にも権利が必要な超貴重品。

ましてや、すでに製材され、準備万端な状態です。

捌いてみると、割れが入っている部分がありましたが、ウクレレの材料は確保できそう。

ただ、ギターの胴材になるサイズが不足しています。
早速、飛田さんにご相談の電話を差し上げました。

「今畑なので、戻ったら確認して連絡します。」とご返答いただき、届いた画像がこれです。

「良いサイズなんですが、杢目がキレイで取っておいたやつなんです。」
「でも、せっかくのご縁。有効活用していただけるならお譲りします。」

とおっしゃっていただき、今度はわれらが引き取りに伺いました。

一路、峠を越えて、上山田のクラウン農園さんへ。

工房から上山田温泉へ向かう道中に、農園はあります。いつも目の前を通過していましたね。

伺うと、倉庫のストックを見せてくださいました。

いただいた画像の木材以外にも、まだまだあるようです。

「この際、全部持っていって使ってください。」と飛田さん。

本当にありがとうございます。(車に積みきれるかしら…)

カットせずに持ち帰り、工房で熟考してから捌きたいと思います。

楽器が完成したら、いの一番に持参いたします。

飛田さん、本当にありがとうございました。

極上材を工房まで持ち帰りました。

完成がとても楽しみです。

お土産に果物までいただいてしまいました。前山さんにもお裾分け。

とても美味しかったです。ご馳走様でした。

「蔵出し市」から思わぬ展開でしたが、飛田さん、本当にありがとうございました。

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