工房訪問記

【工房訪問記22】東京都S様

2023.06.27

神奈川県 K様に続き、東京都 S様にオーダーいただいたギターも完成。

実は、お二方同時に工房へ！と予定していましたが、なかなかスケジュールの都合がつかず、別々でのご来訪となりました。次回はぜひ一緒に工房へ行きましょう。

前回、K様とは日曜日の工房訪問で大渋滞に巻き込まれたため、今回は平日の工房行きです。ゆっくりの行程で、工房へは9時半過ぎの到着です。

少し曇っていましたが、朝の段階で十分に暑いです。

工房内に入ると、すでにLeaf-Quietが塗装段階に入っています。格好良い。

これは楽しみです。

それ以外にも好評のコンサートウクレレ。和材の「胡桃 / くるみ」を採用したモデルも、まもなく完成の様です。胡桃材は、この二本で終了となります。それにしても美しい杢です。皆さま、完成をお楽しみに。

S様にオーダーいただいたギターはOARシェイプ。ジャーマンスプルーストップ、ブラジリアンローズウッドバック＆サイド採用の極上品です。

OAR-GB #1043 / German Spruce & Brazilian Rosewood

ARシェイプのボディを少し絞って、小振りにした「OAR」シェイプ。

一番の違いはネックのジョイント。通常、ARシェイプは14フレットジョイントですが、こちらのOARシェイプは12フレットジョイントを採用しております。

弦の振幅（揺れ幅）が一番大きい12フレット部分でジョイントする事により、よりふくよかで、豊かな鳴りを持っています。

ニューヨーカーシェイプを含め、最近では12フレットジョイントはとても人気があります。

ボディマテリアルは、美しいジャーマンスプルースに、極上のブラジリアンローズウッドをバック＆サイドに採用しています。

また、指板、ブリッジ駒、パズルスタイルのロゼッタも、美しい杢のブラジリアンローズウッドを合わせています。

S様に完成品をチェックいただきました。12フレットジョイントならではの鳴りを堪能いただき、お喜びいただけました。ひと安心です。ぜひ、ガンガン弾き込んでいただきたいですね。

弾き終わったら、何やらネック材を物色し出した様です。怪しい雰囲気ですが、昼食へ行って休憩しましょう。

昼食も早々に済ませ工房に戻ると、何やら画策している様です。

まさかの展開ですが、本格的に材料を広げて物色開始。どんなモデルを考えているのでしょう…。

想定外の展開で、急遽カメラをまわしての撮影となりましたが、上手く撮れてるかな？！無事に材料の選定は完了の様です。

こちらの様子も、現在動画にまとめていますので、皆さまご期待ください。

S様、ありがとうございます。

帰り際に横山氏より、地元のイベント「麻績（おみ）メッセ」の案内が。可愛らしい、コンパクトな地元のイベント。ぜひ参加しましょう！との事で出展する事になりました。

開催日は8/19（土）と少し先ですが、興味がある方は麻績（おみ）村まで遊びにきてください！

帰りは、横山氏にお見送りいただきました。S様、遠路ありがとうございました！

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